2020 No.41「弱虫ペダル」

2020 No.41「弱虫ペダル」
3点!/10点(斬新さ1点/5点+娯楽性2点/5点)

2020年 日 配給:松竹

渡辺航による週刊少年チャンピオン連載の自転車ロードレース同名漫画、通称「弱ペダ」を原作として、永瀬廉を主演に、共演に伊藤健太郎、橋本環奈を迎え、三木康一郎監督が実写映画化。私はこのコミックを全く読んでいないが、自身もロードバイク保有者(決して競技目的ではなく、健康増進と楽しみのためね)で、愛くるしい環奈ちゃんも出演していることもあって、かなり楽しみにして鑑賞に臨んだ。友達がいなくアニメ好きの高校新入生の主人公が、自転車部に仲間を得て、思わぬ才能を発揮するという青春もの。元気が失われがちなコロナ禍の中にあって、まあ楽しく元気づけられる作風であったが、「マンガなのでマンガかよ!」ってな感じの内容であった。コミックの内容がそもそもそうなのか、都合が良すぎて、ポジティブ全開の展開。ほぼ練習をしたことがない素人が、いくら才能があったにせよ、訓練を重ねてきたライバルを凌駕する圧倒的なパフォーマンスを出すのは奇想天外で、感情移入しづらい。本作品に「友情」は感じたものの、ロードレーサードラマに付き物の、栄光・挫折・葛藤・嫉妬・友情・裏切りといった人間ドラマからは程遠い、内容の薄いものであったことは残念。比較すべきではないが、作家近藤史恵の人気小説「サクリファイス」「エデン」などのロードレーサーの人間ドラマを深く描いた作品を知っているだけに、、、。ただ環奈ちゃんから「100人抜いたら追いつけるよ❤」と(鬼のような激でも)可愛い笑顔で言われて背中を押してもらったら、何でも出来ちゃうか!?(笑)