2020 No.10「嘘八百 京町ロワイヤル」

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2020 No.10「嘘八百 京町ロワイヤル」
4点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性2点/5点)

2020年 日 配給:ギャガ

弁が立つ古物商・則夫役の中井貴一と、腕が立つ陶芸家・佐輔役の佐々木蔵之介コンビに、二人を惑わすマドンナ志野役の広末涼子を新たに加え、騙し合いを繰り広げるコメディシリーズの第2作を、前作と同様、脚本・足立紳、監督・武正晴で映画化。共演者には、前作からの友近、森川葵らに、新たに加藤雅也、竜雷太、山田裕貴らが加わった。堺の茶人・千利休の弟子であった武将茶人・古田織部の幻の茶器「はたかけ」を巡っての騒動劇であり、その形の“歪み”を肯定する古田織部の心に想いを馳せながら、現代を生きる私達や、人間関係の歪みの面白さや必要性をテーマにした上手い脚本であると感じた。ロケ地も京都が大部分であったが、前作でも使われた堺市内の居酒屋が再び使われ、また窯で土を焼く所は同市内のハーベストの丘も利用されたようで、堺・京都と文化と歴史の香りを残す趣であった。個人的に“映画作品”として思うところは2点。一つは、観賞前情報により、低予算製作の背景で撮影期間はほぼ20日間程度と聞いていたが、実際に映画らしい凝りようやスケールの大きさ等が感じられず、映画館プライスに値するかなと感じたこと。主要役の3人は日本映画界を代表する演技派であり、その好演により見応え娯楽性は保たれていたとはいえ、作品全体はやはりチープな感じが否めなかった。(因みに前作の撮影期間は16日間であったとのこと!)二つ目は志野役のキャストのことであるが、広末涼子については少女時代から大ファンであるも、やはり高知県出身の本人の醸し出すキャラは、見かけ大人しそうだが実は地はやんちゃお転婆というイメージが強い。その為、京都の女《はんなり、物腰柔らかだが、中身は実に芯が強い》というイメージにそぐわない気がした。例えば「古都」(2016年)で京都の女を演じた松雪泰子などは、イメージ通り。ただこの二つ目の点について、作中の志野には別の顔があり、実は、、、ていうところには嵌っていたかも(笑)

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