2020 No.7「キャッツ」

2020 No.7「キャッツ」
4点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性2点/5点)

2019年 英・米合作 Cats

1981年ロンドンでの初演以来、世界中で大ヒットを続けるミュージカル「キャッツ」を、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、トム・フーパー監督により、先端のCGを駆使しての実写映画化。英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのフランチェスカ・ヘイワードが白猫のヴィクトリアを、また「ドリームガールズ」(2007年)でアカデミー助演女優賞受賞のジェニファー・ハドソンがグリザベラを演じ、グラミー賞10度受賞しているテイラー・スウィフトや大御所女優ジュディ・デンチ、他にジェームズ・コーデン、イアン・マッケランらが共演する豪華出演陣!前評判や前情報を一切遮断して観賞したのだが、人間丸出しの顔面や、全裸かと見紛う毛足の短いコスチューム等がとても気持ち悪く(気味悪く)感じ、時間の経過とともに見慣れることを期待したのだが、最後まで違和感があった。唯一フランチェスカ・ヘイワード演じる白猫ヴィクトリアのみ可愛いと思ったが、他のキャラは際物にしか、、、。私は「キャッツ」を含めて舞台ミュージカルを数多く観てきたが、本作品のようにほぼ全編がミュージカル仕立ての映画作品は、やはり舞台のものに比べ、感動や迫力が伝わらないように思う。それにしても、「キャッツ」がロングセラーであり続ける最大の魅力の「メモリー」は、本作品においても、何故か心が震えるほどの感動を呼び起こした!ジェニファー・ハドソン演じるグリザベラの「メモリー」は撮影現場での生歌が採用されたらしいが、彼女は子どもの頃から教会のゴスペル隊に参加していたらしく、その歌唱力は独特かつ圧巻であった。観賞後にさまざまな評価を見ると、賛否両論分かれていて、特に悪評が目立っていることに驚いた。もう少し面白くするため、映画ならではのドラマ仕立ての脚色があっても良かったのかなと思う。