2019 No.14「グリーンブック」

Pocket

2019 No.14「グリーンブック」
5点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性3点/5点)

2018年 米国 Green Book

1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、イタリア系白人雇われ運転手トニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)の2人が、南部でのコンサートツアーを続ける中で、お互いを理解し友情を深めていく実話をピーター・ファレリー監督が映画化。第91回アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞。当時は勿論のこと、現代社会でも色濃く残る人種差別の問題、そしてその問題を背景に人間ドラマを作るところは米国ならではか。黒人用旅行ガイド「グリーンブック」とはいかなるもので、そのようなものが存在すること自体の意味などを本作品を通じて考えさせられる。ロード・ムービーならではのテンポの良さとメリハリが効いており、主演二人のキャラの違いとぶつかり合いをユーモラスに描いてもいた。美しいピアノの奏でる音から、孤独や葛藤と闘いながらも、前向きに進んでいこうとするドクターの意思を強く感じさせられ、たいへん良作であった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA