2019 No.18「THE GUILTY ギルティ」

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2019 No.18「THE GUILTY ギルティ」
6点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性3点/5点)

2019年 丁抹 Den skyldige

緊急通報を受けるオペレーターの警察官アスガー(ヤコブ・セーダーグレン)が、伝えられる情報の他、電話の向こう側から聞こえてくる様々な「音」だけで想像を巡らして判断し、各所に連絡を取りながらの連携で、誘拐事件の解決に挑む展開。本作を観る我々には音だけの「情報」という状況の為、主人公と同じく集中力と想像力を刺激され、かなりの緊迫感をもった。過去のある事件をきっかけに現場の第一線を退いた警察官アスガーを、以前は第一線で活躍していたことへのプライドと、今ではしがないオペレーターに成り下がっていることへの劣等感とが混じりあった役にしており、日頃の投げやり的な仕事ぶりから、本作での誘拐事件をなんとか解決しようとする内に本来の正義感からくる熱い仕事ぶりへと変化していく様が上手く演出されていた。その事件の衝撃的な展開(着地)とともに、主人公の人間ドラマが重厚に描かれたことは秀逸。タイトルの「罪」をいやおうなく考えさせられるそのオチは、映画ファンを唸らせるに十分で、見応えある作品としてオススメ。

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