2019 No.51「フリーソロ」

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2019 No.51「フリーソロ」
3点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性1点/5点)

2018年 米 Free Solo

実在のロッククライマーであるアレックス・オノルドが、2017年6月に、米国加州のヨセミテ国立公園にある花崗岩の一枚岩「エル・キャピタン」で、フリーソロ・クライミングに挑戦する。その様子をドキュメンタリー作品として、山岳カメラマンでもあるエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン夫妻が、同じく山岳ドキュメンタリー作品「MERU メルー(2015年・米)」に続き監督を務め映画化。「フリーソロ」と呼ばれるクライミングは、ロープなど安全装置を使わず、素手とシューズ、チョークバッグのみで、滑落したら間違いなく死亡するようなほぼ垂直に聳え立つ岩壁を登る命懸けのスポーツであり、その臨場感や緊張感を伝えるカメラワークは本作品の醍醐味!第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞したのも頷ける。本番のフリーソロ挑戦までに、実際にロープを使って何度も登ったり、ポイントにチョークで印をつけたり、草を抜いてキレイにしたりといった綿密な準備やルートの確定に充分な時間をかけ、クライミング中の体の動かし方をイメージトレーニングするなど、普段見れないものに関心が向く作品であったが、本人や彼を支える人たちの描きこみが少なく、人間ドラマとしてはやや物足りなさも感じた。

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