2019 No.43「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

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2019 No.43「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
5点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性2点/5点)

2019年 米 Once Upon a Time… in Hollywood

クエンティン・タランティーノが監督としての9作目となる本作は、落ち目の俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、彼の専属スタントマンであるクリス・ブース(ブラッド・ピット)の友情を軸に、1969年頃のハリウッドの黄金期の光と闇を描いたもの。この二人は架空の人物であるが、当時気鋭の監督であったロマン・ポランスキーと、その妻で女優のシャロン・テート、スティーヴ・マックィーンやブルース・リーらハリウッドを賑わせていた実在の人物も絡めたフィクションであった。ポランスキー不在時の自宅で、妊娠中のシャロン・テートが殺害された実際の事件や、その背景にあるヒッピー族を利用したカルト教徒の教祖チャールズ・マンソンのこと、ベトナム戦争により若者の間で厭世観が広がっていた米国事情など、予め知識としてもっていないと本作品はチンプンカンプンに。美人女優マーゴット・ロビー演じるシャロン・テートの可愛くも華やかな描写からは当時のハリウッドの黄金期を髣髴させ、落ち目の俳優とそれを支え励ますスタントマンを好演した主演二人からは、優しさや愛情を感じさせるものがあった。また監督作品の真骨頂ともいえるバイオレンスも健在。ただブルース・リーのイメージをかなり悪くする描写には疑問を呈する。知識を整理のうえ、2回以上鑑賞することをオススメ。

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