2019 No.38「アルキメデスの大戦」

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2019 No.38「アルキメデスの大戦」
7点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性4点/5点)

2019年 日本 配給:東宝

終戦手前、沖縄海域で撃沈された戦艦大和の建造を題材にした三田紀房による同名マンガを、今を時めく若手俳優の菅田将暉主演、山崎貴監督で実写映画化。公開前から幾度と見た本作の予告編により、巨大で勇壮な大和が横倒しになり沈没する様が頭に刷り込まれ、この沈没シーンがクライマックスに現れると思い込んでいたところ、冒頭いきなりこのシーンから始まったことには驚かされた。その後は、一般的な戦争映画とは趣向が異なり、軽快かつエンターテイメント性の高い人間ドラマが展開。魅力溢れるドラマを支えたのは、脇を固めた柄本佑、浜辺美波、舘ひろし、國村隼、橋爪功、小日向文世、田中泯ら豪華共演者ら。中でも造船中将役を演じた田中泯の渋く存在感の大きい演技は秀逸であった。「この戦艦を作ってはいけない」との合理的な思考と、大和の設計を美しいと感じて実現させたいという欲求との間で揺れる主人公の心象を上手く描いており、楽しめる作風であった。普段あまり映画鑑賞されない方にもオススメしたい作品。

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