2016 No.146 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

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2016 No.146 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
4点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性2点/5点)
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2016年 日 東宝

七月隆文の同名小説を、福士蒼汰と小松菜奈を主演に、東出昌大を親友役に迎え、数々の青春ラブストーリーを世に送り出した脚本家の吉田智子と三木孝浩監督が実写映画化。
私は原作を読んでいないが、元々青春ラブストーリーは大好きなジャンルであり、また本作は愛する京都の名所各地をロケしているとの前情報から楽しみにして観に行った。
先に読んだ小説から得た感動は、後から観る映画(映像)ではその大きさを中々越えられない場合が多いが、本作に関してはもしかしたら、小説をしっかり読んだ後の感動よりも、映画(映像)で感覚的に得る感動の方が大きいかもしれないと思った。
それは、話の設定が少々理解しづらく、主人公の男性と女性のそれぞれの時間の進み方が逆、すなわち男性の未来が、実は相対する女性にとっては過去であるという設定で(これ以上詳しく書くとネタバレになるので、、、)、小説ではもしかしたら、その辺りの事情を頭の中で整理してしまい、本来大きく感動する気持ちを、状況を把握する冷静さによって抑えてしまうのではないかと想像するからだ。
映画でも少し冷静になって状況を整理すると、時々「あれっ?」っと感じることもあったが、途中から「その辺りのことは適当でいいな。それより、切ない感情や掛け替えのない時間を大切にする二人の心情に移入した方が楽しめるな」と割り切った結果、感動して映画館を後にすることが出来た。
また世の感想を見ると、原作をご覧になった方にとっては、本作のキャストに違和感があるとの意見も多いようであるが、私は、今回の福士蒼汰と小松菜奈の細かな心情を上手に表現した演技はとても良かったと思う。
また親友でいい奴を演じた東出昌大も、いい味を出していた。
楽しみにしていた京都各地でのロケ風景、京都精華大学、華頂短期大学、鴨川の三条大橋、鴨川デルタ、三条大宮公園、伏見稲荷大社、下鴨神社、宝ヶ池公園、宝ヶ池駅、、、等、若者たちの情緒に沿う美しいものであった。

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