2016 No.143「海賊とよばれた男」

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2016 No.143「海賊とよばれた男」
7点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性4点/5点)
20161210131538
2016年 日 東宝

最高!最高!最高!最高!最高!
最近観た中で、私は最も感動した作品。
こんな作品を映画館で是非観てみたいという、個人的に好む要素を多く含んだ、これぞ!という作品であった。
私は12月10日の初日に観たこともあり、翌日の今、世間の評判を眺めてみると、2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹氏のベストセラーを映画化しただけあり、多くの方が原作を読んだ上で鑑賞しており、概ねが「本で感動したことに比べ、物足りない、、、残念だ」「描き切れていない、、、」などネガティブなものが多かった。
それはそうであろう。
私は原作を読まず、映画館での予告編情報しかなく、かの石油業界大手・出光興産創業者・出光佐三氏をモデルにしての、あの時代の中での生き様を描いたものだという事前知識くらいで鑑賞したのであるが、145分があっという間に過ぎた。
確かに、主人公を含め、周囲の仲間たち一人ひとりの人間の掘り下げ方や、背景と心情の深堀りが十分でないとは感じる。
少なくとも2部構成にしても良かったんではないかという意見もあるようで、ヒット小説の映画化では避けて通れない宿命とも思うし、または小説で我々に与える感動について映画では中々それを越えられないとも思う。
もしこれから映画館で観ようと予定される方は、原作をまだ読んでいなくても、むしろ慌てず、読まずに鑑賞された方がいいかもしれない。
全然問題ないと思うし、鑑賞後に再びより感動することを期待して本をとることでいいかもしれない。
出光興産をモデルにした國岡商店の店主、すなわち出光の創業者出光佐三氏をモデルにした國岡鐵造を岡田准一が演じ、「永遠の0」(2013年)と同様、山崎貴監督が映画化。
戦前から戦中、そして戦後の急速な復興の時代を背景に、また「日本は石油を絶たれ、石油を求めて仕掛けた戦争に敗れ、そして戦敗国として石油業界の覇権を戦勝国群(メジャー)に牛耳られ、、、」という中で、日本という国を想い、そして我が家のような國岡商店をそして家族のような國岡商店の店員たちをいかに未来へ繋げていくかという強い情熱をもった主人公國岡鐵造とその仲間たちを熱く描いていた。
泥臭いというか油臭い(笑)体育会系的な「熱」をまざまざと感じ、再興に向けた情熱、紆余曲折する現況を打開するべく策を練りトライする知略と、人間ドラマを堪能できるものであり、また出光興産の歴史で実際にあった「日章丸事件」(1953年)にちなみ本作でもタンカー「日承丸」でイランに買付にいきメジャー支配に挑戦するといったドラマでは不可能なスペクタルな展開にも胸を躍らされた。
吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一、近藤正臣、國村隼、小林薫ら演技派豪華キャストも共演し、壮大かつ娯楽性の高い作品で、映画館を出る時もしばらく心の震えが収まらなかった。

「2016 No.143「海賊とよばれた男」」への3件のフィードバック

  1. おはようございます。
    やっと「海賊とよばれた男」を観ました。
    ほんと、元気をもらえる映画でした。
    現在、あのような気骨精神の旺盛な人間って少なくなったですね。
    バブルがはじけた時代ごろから、日本もなんか元気がなくなってきたように思います。
    下西さん、お元気になさってますか?

  2. おはようございます。
    やっと「海賊とよばれた男」を観ました。
    ほんと、元気をもらえる映画でした。
    現在、あのような気骨精神の旺盛な人間って少なくなったですね。
    バブルがはじけた時代ごろから、日本もなんか元気がなくなってきたように思います。
    下西さん、お元気になさってますか?
    (コメントが2重になっているかもしれませんが…)

    1. 美津子さん
      こんばんは~ お久しぶりです。
      実はコメントをいただいていることに気づきましたのが、たった今22日日曜日の21時でして、すみませんでした。
      FaceBookやめてから、すっかりブログ更新にも中々やる気が起きず、申し訳ありません。
      元気に過ごしております。「海賊と~」の作品、本当に元気をもらえる、力強い作品でしたよね!
      このような作品はどんどん観たいものです(^◇^)

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