2016 No.128 「ボクの妻と結婚してください。」

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2016 No.128 「ボクの妻と結婚してください。」
5点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性2点/5点)
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2016年 日 東宝

放送作家樋口卓治による同名小説は2014年に舞台化、2015年にTVドラマ化され、今般、主人公の放送作家三村修治役に織田裕二を迎え、三宅喜重監督が映画化。
三村(織田裕二)は、これまで20年間ほどバラエティ番組の製作に携わってきたことから、世の中のさまざまなこと「楽しい」に変える少々破天荒で明るい生き方をしてきた。
その彼がすい臓がんで長くても余命は6か月と宣告され、自分が死んだ後も、愛する妻子が前向きに笑顔で暮らしていけるよう、妻の新たな結婚相手を探すという企画を思いつき、、、といった展開。
少々ベタな題名や、公開前に目に触れていた予告編から、何か違和感があるイメージをもっていたが、いい意味で期待が裏切られ、ハートフルな家族愛の物語であった。
主人公三村が、近づく死を前に、動揺や後悔、葛藤等の感情をもっと出しても良かったのではないかと思うくらいに、明るく元気に振舞ってはいたものの、さすがは名優織田裕二、その好演振りは圧巻であった。
妻の彩子役を演じた吉田羊、子役の込江海翔、新しい夫候補となる原田泰造、三村の友人役の高島礼子らの好演も良かった。
作品の前半はコミカル風に淡々と進むが、後半部分はお涙頂戴の演出ではないものの、表情や台詞の一つ一つがとても感動できるもので、涙なしでは観れない内容であった。
映画館内も後半はずっと嗚咽する声が聞こえ、こんなに客を泣かせる作品もあまりないなと感じた。
最後のシーンについて、いろいろな感想に分かれそうだが、私としてはそれもいい終わり方かなと思った。

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