2016 No.125 「ジュリエッタ」

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2016 No.125 「ジュリエッタ」
4点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性2点/5点)
640
2016年 西 Julieta

ノーベル賞作家アリス・マンローの小説を原作に、孤独な女性が自分と、そして娘と向き合う姿を若い頃の回想シーンを織り交ぜながら描いた人生のメロドラマを、ペドロ・アルモドバル監督が映画化。
スペインのマドリードでひとり暮らすジュリエッタ(エマ・スアレス)は、漁に出た夫を海難事故で失い、その数年後、理由を語らず自分のもとを忽然と去って行方知らずとなった一人娘アンティア( 18歳時:ブランカ・パレス、幼少時:プリスシーリャ・デルガド)も失い、憂鬱で悲しみに暮れたまま初老を迎えていた。
愛してくれる男性に付き添い、人生の再出発をしようかと思い立ったその折、偶然再会した娘の昔のお友達から「あなたの娘を見かけた」と知らされ大きく心が揺るぎ、封印していた過去に想いを馳せ、自分や娘アンティアと向き合い始めるといった展開。
悲しさが全編漂う大人のドラマであり、プラチナブロンドの尖った短髪ヘアで若き日のジュリエッタを演じたアドリアーナ・ウガルテと、やや色褪せたブロンドで目の下に隈を作った表情で別人のように様変わりした現在のジュリエッタを演じたエマ・スアレスの二人を起用した演出は特徴的で良かった。

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