2016 No.114 「永い言い訳」

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2016 No.114 「永い言い訳」
3点!/10点(斬新さ1点/5点+娯楽性2点/5点)
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2016年 日 アスミック・エース

本作は、西川美和監督が、直木賞候補作にもなった自身の同名小説を、自ら脚本におろし映画化。
主人公の作家衣笠幸夫(本木雅弘:以下モックン)は、旅行道中の突然のバス事故で、関係の冷え切った妻を失う。
幸夫はその時に愛人と一緒に居たこともあり、本人なりの贖罪の念から、同じく事故死した妻の友人が残した子供二人の面倒を見始めるところからドラマは展開。
妻を失ったそれぞれ男二人と子供たちの内面や心象風景がしっかりと描かれ、それは時にブラックなものでもあるが、人間特有の愚かさや弱さを表現した、繊細な作風であった。
子役の二人や、共演者の竹原ピストルの好演も光ったが、なんといってもモックンのダメ男ぶりがあまりに自然であった。
ある意味「海よりもまだ深く」(2016年)のダメ男主人公を演じた阿部寛に匹敵するくらいの好演。
ただ作品の演出自体は大人し目であり、情事シーンの一部描写がPG12制限につながったみたいであるが、テレビドラマでは成しえないような、映画ならではの演出があればより娯楽性が高まったかな。

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