2016 No.94 「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」

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2016 No.94 「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」
5点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性3点/5点)
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2015年 仏 Un + une

フランス恋愛映画の傑作「男と女」(1966)を手がけたクロード・ルルーシュ監督と、同監督の作品の多くの音楽を担当したフランシス・レイが再びコンビを組み、情愛に満ちた大人の恋愛ドラマを映画化。
ヒンドゥー教の聖地バラナシやケララ州などインドが舞台で、在印フランス大使館大使の妻アンナ(エルザ・ジルベルスタイン)が、夫との間に子どもを授かりたいとの思いで伝説の聖母アンマに会う二日間の旅に出る。
その彼女を追って旅に同行するのは、フランス人映画音楽作曲家のアントワーヌ(ジャン・デュジャルダン)。
ドロドロとした不倫としてではなく、親密な距離が近づく愛情を、静かに軽やかに描いていた。
抱きしめることで癒しと希望を与える実在の聖母アンマを「愛」の象徴として登場させることや、インド各地の風景を挿入することで、スピリチュアルな雰囲気を十分に出しているところも本作の魅力。
アントワーヌ役のジャン・デュジャルダンは「アーティスト」(2011年)でアカデミー主演男優賞を受賞した俳優だけあって、演技の魅力は大きかった。
ガンジス川での沐浴や街の中の喧騒など、欧米や日本の人が一般的に「インド」に抱くイメージそのもの、すなわち「いかにもインドらしい、、、」もののみを映画の中で扱っているところは、実際に4度訪印した私からすれば「なんだかなあ」という思いにはなった。

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