2016 No.83 「シン・ゴジラ」

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2016 No.83 「シン・ゴジラ」
7点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性4点/5点)
2016-05-04_202730
2016年 日 東宝

「ゴジラ FINAL WARS」(2004年)以来12年ぶりとなる本作品は、庵野秀明が総監督・脚本を、樋口真嗣が監督を、特撮に強い尾上克郎が准監督をそれぞれ務め、ハリウッド版「GODZILLA」を凌ぐような大作になっていた!
ゴジラの体長は120メートル近い設定で、すべてがCGによるものだそうだ。
エンドロールで「野村萬斎」の名前を見たとき、「えっ!どこに出ていたんだろう?分からなかった!」と慌てたが、後で調べてみるとゴジラの動きを定めるにあたって、狂言師としての身のこなしを参考にしたらしい。
いわゆるモーションキャプチャーアクターというもので、本人が直接出演したものではないことが分かり、ややほっとした(笑)。
さて主人公役は、今をときめく長谷川博己が務め、他の共演者として竹野内豊や石原さとみ、高良健吾ら大勢の俳優が参加していたのも迫力があった。
ゴジラをめぐって、政府(防衛省)が武力行使か人命尊重かの決断を迫られる緊迫した展開や、官僚を含め組織で動く日本的な人間模様もしっかり描かれており、娯楽性の高い内容であった。
日頃の映画鑑賞で、「アメリカ万歳」「アメリカが一番強い」的なものによく接するが、本作は「日本万歳」「日本も(危機に瀕したら)まだまだ捨てたものではない」的な主張も強く、たいへん痛快であった!
総理大臣が首都を離れる際にゴジラの襲撃で行方不明(恐らく命を落としたとの設定)になり、すぐさま農水大臣が首相代行となる件があるのだが、その際に「次のリーダーがすぐに決まるのが強みだな」という皮肉めいた台詞がある。
米国映画にありがちな「強い個」「強いリーダー」の存在に対して、日本の強みともいえる「強い組織」「強い人間集団」を浮き彫りにしているところは、日本の本質を上手く表現した秀作であると感じた!
またゴジラの尻尾がやたらと長くて猫の尻尾を思い出したり、ゴジラの最初の上陸時のまだあどけない顔から亀の顔を思い出したりと、動物好きな人にとっては、「ゴジラ、可愛そう」と思わずにはいられないオマケつき、、、(笑)

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