2016 No.72 「日本で一番悪い奴ら」

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2016 No.72 「日本で一番悪い奴ら」
4点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性2点/5点)
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2016年 日 東映・日活

「日本警察史上、最大の不祥事」と言われる「稲葉事件」(2002年・北海道警察)を題材に、捜査協力者で「S」と呼ばれる裏社会のスパイを使いながら、暴力団と密接に癒着して悪事に手を染め転落していく姿を描いたもの。
主人公の刑事諸星要一を演じる綾野剛があまりに嵌っており、荒んだ状況の中でキラリと光り、またピュアなものも感じさせる絶妙な演技は見応えが大きかった。
一方で、裏社会の中心として中村獅童が登場するが、彼の俳優としてのオーラが今ひとつ、もしかしたら演技力が今ひとつなのか、物足りなさを感じざるを得なかった。
彼の存在感がより大きく発揮されたものなら、この作品はより大きな名作となっていたかもしれないと思う。
風刺的かつコメディタッチの趣でこの「やくざ映画」を撮ったのは、2013年公開映画「凶悪」を出した白石和彌監督であり、今後もエンターテイメント性の高い作品を出してくれる期待が大きい。
警察の世界にも銃を押収したら何点とか、事細かくノルマや得点制を敷いているところなど、興味深かい内容であった。

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