2016 No.22 「サウルの息子」

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2016 No.22 「サウルの息子」
3点!/10点(斬新さ2点/5点+娯楽性1点/5点)

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2015年 洪 Saul fia

アウシュビッツ=ビルケナウ収容所にて、同胞であるユダヤ人の死体処理任務に従事する特殊部隊ゾンダーコマンドに選抜されたハンガリー系ユダヤ人のサウル・アウスランダー(ルーリグ・ゲーザ)に密着した1日半を、ネメシュ・ラースロー監督が映画化。
ある収容所から移送され処刑された息子の遺体を見つけ、何とか焼却されずに埋葬で弔いたいと思う気持ちから行動に移す主人公の姿を描いたもの。
同収容所の解放70周年を記念しての本作品は、珍しい1:1のスクリーンにて、視野も主人公サウルの目線、もしくはサウルだけを映し出すといった演出で、虐殺工場ともいえる収容所内部やそこで非人間的に労働に従事するゾンダーコマンド達の生々しさを痛烈に描き出していた。
The Holocaust(ホロコースト)を取り扱った作品をこれまで数多く観てきたが、この作品ほど生々しい衝撃を受けたことはあっただろうか?
とても娯楽作品とはいえないが、数多くの映画、特に戦争ものを多く観てきた方には、是非衝撃を受けてもらいたいと思う作品であった。

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