2016 No.7 「ザ・ウォーク」

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2016 No.7 「ザ・ウォーク」

5点!/10点(斬新さ3点/5点+娯楽性2点/5点)

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2015年 米 The Walk

大道芸人のフランス人フィリップ・プティが25歳であった1974年8月7日、当時世界一の高さを誇った米国N.Y.の「あの」ワールドトレードセンターで、ツインタワー間にワイヤーを掛け、命懸けの綱渡りを敢行した実話を、ロバート・ゼメキス監督が映画化。
主人公プティ役はジョセフ・ゴードン=レビットが務め、フランス訛りと実際の綱渡りを短期間の猛特訓で習得したらしく、魂のこもる好演であった!
主人公がかつての自分の冒険を回想する展開なので、結果はワイヤーから落ちなかったことが分かるものの、やはり「そのシーン」は手に汗を握る臨場感があった!
例えるなら「エベレスト」登頂を目指す人と同様に、無謀と言える領域で実行する綱渡り師にとっても、その実行力や達成への執念、「我」の強さは狂気じみている。
そのプティを支えた周囲の愛情や友情もしっかり描かれており、8月7日を迎えるまでの計画・調査の中での高揚や葛藤、当日のハプニングの中での感情など、ドキュメンタリー的ではなく、ヒューマンドラマとして描かれていた。
「死」への恐怖よりも、実現を目指す中での「生」への追求や、その過程で現れる「美」を感じ取れる作風であり、また何と言っても「あの」ワールドトレードセンター!追悼の情を幕引きとともに感じざるを得なかった!

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